Modification of mechanical keyboards made by Chinese brands
そんなにお金かけてまでやりたくねーよって人には一昔前に一世を風靡した中華メカニカルの改造をお勧めする。
こういうのとか
こういうのをまず購入する
Patech メカニカルゲーミングキーボード 87キー 青軸 防水機能つき Windows/Mac OS Xなど対応 【印字改良版】 【日本語説明書付き】 (ブラック)
- 出版社/メーカー: Patech
- メディア: エレクトロニクス
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PCBからひとつずつ購入すると1万円は下らない自作キーボードの世界だが、外見に拘らずに機能的な拡張を主目的とするならば、中華メカニカルを下地とすることでケースやPCB、ベースプレートのコストを極力抑えることができる。
パーツを全て自分で選択する純粋な自作PCに対して、メーカー製PCのHDDを交換してやったり、分解して新しいボードを追加するようなイメージだ。
ただしこれで手順が簡単になるというわけではなく、やはり目的によって半田付けの技術や機械の分解に対する経験値は必要になる。
キット購入に対するメリット
- 低価格
- 完成形が想像しやすい
- amazon.jpで購入可能
- フルキーボードを選択できる
- 商品によっては機能拡張用ソフトウェアが付属
- 改造しなくても普段使用できる
デメリット
- ダサい外観、変なメーカーロゴ
- コンパクトな配列の選択は逆に高価格
- キースイッチの交換を行う場合、半田の除去作業を伴う
- ファームウェアの書き換えに対応しない
特に注目すべきは低価格でフルキーボードも選択できるという点である。
実用性を考慮したときにテンキーが必須だという人が自作キーボードを諦めるのは勿体無い。「自作」の定義についてはともかくとして、自分にとってベストの(end gameな)一台を実現するための方法を必ずしも自作キーボードと名前の付いた情報源に求める必要はないだろう。
さて、自作キーボードというジャンルが出てくる以前のキーボードのカスタマイズと言えば、このような既製品の改造のことであって、ネット上でも情報は多々見受けられる。特に多いのがキースイッチ(軸)の交換である。故障した箇所の軸を交換するという名目の情報が最も目立つが、その他の目的としてレア軸を搭載するというものがある。このブログとしてはもちろん後者の理由で紹介している。
Cherry MX互換の軸が大々的に入手できるようになったのは意外と最近のことで、中には単体でのみ発売されている軸もある。Aliexpressでも様々な打鍵感を提供する軸が単体で売られており、その中から最も自分に合った軸を探すことはキーボード趣味の楽しみのひとつである。
例えばこういうもの
中華メカニカルキーボードを改造し、軸を交換するだけで、自分だけのキーボードを作成することができる。他のパーツは一切考慮しなくていいという点で、この手法は軸の選別に特化しているように見えるかもしれないが、キーキャップの交換ももちろん可能なので、そこは個人の好みで選択して頂きたい。